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分子研リポート1997 | 分子科学研究所

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(1)

4.点検評価と課題

4-1 点検評価委員会の報告

4-1-1 流動研究部門制度点検評価委員会

分子科学研究所の流動部門は錯体合成研究部門(昭和59年に設置),界面分子科学研究部門(平成元年に設置),有機構造 活性研究部門(平成元年−平成7年の期間設置),分子クラスター研究部門(平成8年に設置)からなる。設置以来13年を経過し 存在意義の変化,制度運営上の問題点なども明らかになってきていることから,今回,流動部門制度の点検評価を行なった。具体 的には,過去の流動部門経験者を対象とするアンケート調査,および,所外所内委員による討論を行なった。以下に委員会での討 論とアンケートの内容を報告する。これらの結果をふまえて行った流動部門開発プロジェクト研究制度の提案については,次章の

「将来計画と運営方針」の中で述べる。また,本委員会で指摘された本流動制度が多くの人に知られていないという問題点を解 決する目的で作成したパンフレットを,巻末に添付する。

委員会開催の

日時 平成9年11月22日 午後1:30−4:30 場所 分子科学研究所 研究棟201号室

(1)委員会の構成 出席者 所外委員

成田 吉徳 九州大学有機化学基礎研究センター 教授 三島 正章 九州大学有機化学基礎研究センター 助教授 稲永 純二 九州大学有機化学基礎研究センター 助教授 川副 博司 東京工業大学応用セラミックス研究所 教授

伊吹 紀男 京都教育大学 教授

林  浩司 岐阜大学地域共同研究センター 助教授

西尾 光弘 佐賀大学理工学部 助教授

木村 栄一 広島大学医学部 教授

久司 佳彦 大阪大学理学部 教授

増田 秀樹 名古屋工業大学 教授

小寺 政人 同志社大学工学部 助教授

中沢  浩 広島大学理学部 助教授

澤田  清 新潟大学理学部 教授

所内委員

上野 信雄 界面分子科学研究部門 教授

櫻井  誠 同 助教授

野々垣陽一 同 助手

櫻井  武 同 助教授

西  信之 分子クラスター研究部門 教授

田中 晃二 錯体物性研究部門 教授

宇理須恒雄 反応動力学研究部門 教授 オブザーバー

伊藤 光男 分子科学研究所 所長

齋藤 修二 分子科学研究所 教授

(2)

(2) アンケートへの回答

以下の36 名の方からアンケートの回答をいただいた。 界面分子科学研究部門経験者

松島 龍雄 北海道大学触媒化学研究センター 教授 細野 秀雄 東京工業大学応用セラミックス研究所 助教授 佐藤 真理 北海道大学触媒化学研究センター 助教授

西尾 光弘 佐賀大学理工学部 助教授

川副 博司 東京工業大学応用セラミックス研究所 教授

伊吹 紀男 京都教育大学 教授

林  浩司 岐阜大学地域共同研究センター 助教授 上野 信雄 界面分子科学研究部門 教授

野々垣陽一 同 助手

松本 益明 界面分子科学研究部門 助手

吉田  明 豊橋技術科学大学 教授

植田 尚之 東京工業大学応用セラミックス研究所 助手 錯体合成研究部門経験者

小寺 政人 同志社大学工学部 助教授

御厨 正博 関西学院大学理学部 教授

武居 文彦 大阪大学理学部 教授

木村 栄一 広島大学医学部 教授

川泉 文彦 名古屋大学工学部 助教授

吉川 雄三 岡山大学理学部 教授

木田 茂夫 九州大学 名誉教授

水田  勉 広島大学理学部 助手

臼井  聡 熊本大学工学部 助手

増田 秀樹 名古屋工業大学 教授

久司 佳彦 大阪大学理学部 教授

澤田  清 新潟大学理学部 教授

池田 龍一 筑波大学化学系 教授

川本 達也 大阪大学教養部 助手

櫻井  武 分子科学研究所錯体合成研究部門 助教授

黒田 泰重 岡山大学理学部 助手

塩谷 光彦 分子科学研究所錯体触媒研究部門 教授

中沢  浩 広島大学理学部 助教授

福田  豊 お茶の水女子大学理学部 教授 有機構造活性研究部門経験者

新名主輝男 九州大学理学部 助教授

浅尾 直樹 東北大学理学部 助手

成田 吉徳 九州大学有機化学基礎研究センター 教授 三島 正章 九州大学有機化学基礎研究センター 助教授 稲永 純二 九州大学有機化学基礎研究センター 助教授

アンケート結果には本流動制度の実状が端的に反映されている。流動制度の体験者は,ほとんどの人が体験して非常に良かっ たと受けとめている一方で,実施段階で,制度の不備などによる苦労を経験している。流動を体験して良かった点としての主要な 回答は(1)異なった文化や組織の体験,および分子研の人材や情報の集中,発信性などを活用した,研究の新しい展開,(2)予算 的魅力,(3) 雑務から解放され研究に集中できる点,などである。そして,本流動制度が日本の科学技術の発展と人材養成の観

(3)

点から,優れたものであることは,ほとんどの人が,流動により研究が大いに進展したと答えていることに端的に表われている。一 方,本制度の問題点として特に深刻なものとしては(1) 流動元で,流動した人の雑務のカバーを誰がするか,また,この問題があ るため,教員の多い大学でないと流動に出られないという意見が多い。また,これ以外の問題点としての主要な意見としては(1) 流動元の研究室の維持は必須であるが,これが非常に大変である,(2) 学生の費用負担増,(3) 流動元との往復が必須であるに も関わらず,十分な旅費が支給されない(4)短期間での研究グループの立ち上げ,および流動元にもどってからの再立ち上げな どに対して十分な研究費が支給されない,などがあげられる。これらの改善策として望まれることとしては,(1)流動元に非常勤講 師の枠をつける,(2)学生への経済的援助増,(3)大学院生を分子研でとれるよう,単位互換制度の確立,(4) 流動元との往復の旅 費の付与,(5)流動研究者への博士研究員ポストの提供などが上げられている。また,本制度を今後も分子研で続けて欲しいと思 う一方,流動制度の全国の大学や研究機関への拡大については,非常に多くの回答が,不可能あるいは無意味であるとしてい る点も注目すべきである。即ち,本制度は現状,制度上の不備など多くの問題点を含んではいるものの,日本における科学技術の 発展と人材養成に果たす役割は大きく,かつ,それが,分子研のような,特定の大学にかたよらない,全国共同利用の研究機関で あるがゆえその機能が存分に発揮されていることを表していると言える。

なお,本アンケート結果全体についてまとめた資料を(5) 節に添付する。

(3)委員会討論の内容

伊藤: 分子科学研究所の流動部門は最初錯体合成研究部門が今から13年ほど前に設置され,その後,界面分子科学と有機 構造活性が設置された。ここにおられる多くの皆様のご協力のもと,今日まで運営されてきましたが,運営にあたっては, 色々な矛盾をかかえていることも事実であります。本日は,特に何等かの結論を出すというより,運営上の問題点などに ついて皆様の率直なご意見を伺いたいと思います。

宇理須: 先ず,流動制度の良い点あるいは問題点について,アンケート結果も参考に全般的に討論して下さい。

木村: 私は初期のころに着任した。制度そのものが周囲に全く知られていないので苦労した。出す方は分子研への協力のつ もりなのに,分子研のほうは来させてやったという意識の人もいた。特に教授がポジションを移すことは大変であった。大

講座制のところでは,教授がいなくなると予算が来なくなってしまう。

成田: 九大の有機化学基礎研究センターは流動をとりいれている。サバティカル的なものになることを期待したが,システムと して組み入れるのは非常にむつかしい。

田中: 大学間流動に対してサバティカルを大義名分にしているのか。

成田: 必要な研究分野にもかかわらず定員を補充できない部門を流動で補っているというのが実態である。小講座制の大学 は人を出すのが非常に難しい。

川副: なぜ流動をつくったのか。分子研は流動で来る研究者に何を期待しているのかがはっきりしない。これは非常に重要な 問題であると思う。

久司: 私の場合錯体化学研究所という,新しい研究所を作るために流動した。しかし,現在はそのような意義はなくなりつつあ る。

宇理須: 設置当初の目的がだんだん失われてきているのも事実だ。界面分子科学部門の場合も,当初は北大の触媒研究セン ターの改組を行うために設置されたが現在はすでにその役割は終了している。最近の意義は若い研究者の育成という 点にあるように感ずる。

木村: そういう点では,助教授,助手の流動は意味があるが,教授の流動はそれほど意義が無いのではないか。状況的にも難 しい。

(4)

川副: 教授が必ず流動しないといけないというのも問題である。

伊藤: 最近は1:1:2を必ずしも守らなくても良い。来年の分子クラスターの場合1:2:1となっている。無理をしてまで,教授を入 れなくても良いようになってきた。

川副: もう一回言いますが,流動の目的をはっきりさせることが非常に重要であると思います。 中沢: この制度を続ける理由は何か。流動を維持しなくてはいけないから,続けるのか。

伊藤: 機能しないのであれば,やめても良いと考えている。但し,私は続ける意義があると思っている。先日流動経験者のリス トを見たが,全員第一線で大いに活躍しておられ,流動制度の意義が大きいと感じた。

久司: 若い人を育てる意義があり,ぜひ続けるべきだ。

伊藤: 続けたい。分子研所内でも続ける意志がある。当初のような政治的目的は無くなっており,純粋な研究交流の場としての 存在意義が強くなっている。

西: 流動制度は科学の進歩に役立っていると思う。但し,教授の流動は難しい。

川副: 流動は人を育てる意義が大きい。人が交流するだけでも意味があるので続けて欲しい。分子研はそれだけ魅力のある ところだ。大学の共同利用研究所も交流の意義があるが,分子研の魅力は格段である。

宇理須: 流動をやめた方が良いとお考えの方はありませんか。私などは制度が廃止になってくれれば楽になるという気持ちが半 分くらいはあるのですが。

伊藤: 世話をするほうは実に大変です。12人の人がいるということは12箇所にお願いにあがらなければならないのですから,そ れだけでも大変です。

木村: 流動という名称は良くない。折角,分子研教授という名誉な地位を得たのに,何となく流れ者というようなイメージがある。 宇理須:それでは,アンケート結果の中で特に深刻な問題点のいくつかについて,問題点ごとに討論していただきます。まず,流

動元で抜けた人の授業や雑務の負担,との問題について。

伊藤: 流動元がいかに困っているかをお聞きしたい。文部省に機会あるごとに本制度運営の大変さを訴えている。流動推進の 費用は少しばかりついたが,流動派遣元に非常勤講師枠をつけることについては実現していない。

田中: 流動がほぼ決まりかけたのにつぶれてしまった例がある。大学院重点化をすすめているので,名簿に乗った人を他機関 に出すのはもっての外というのが理由であった。これは,文部省は名簿に載っていてもかまわないと言っていることを知 らないためだ。

川副: 流動元で併任辞令が得られると良いのだが。文部省から見ると空ポストはいっぱいあるのだが,実際に他の学部や,他 大学の空ポストを利用して併任辞令を受け取ることは非常に困難である。

伊吹: 文部省がそれをできるようにしてくれると良いのに。

林: 人手不足のため,分子研と流動元との両方のデューティをこなした。私の時は事務レベルで減員の概算要求をだして大 丈夫かということで問題が発生した。

西: 流動のパンフレットを作成して,周辺や事務部門の理解を深めるのも一案である。

木村: 併任なのかどうか等もそのパンフレットに書いて,実績を示すと,事務部門の方々の啓蒙にもなる。

中沢: 流動する人のデューティが増えるのはしょうがないとしても,残された人のデューティが増えるのは問題だ。ポスドクなど を流動元につけてもらえないか。

伊藤: 人をふやすことは非常に困難であろう。

上野: 非常勤のポストを流動元につけてもらえれば,流動元で授業ができる。

宇理須: 次に学生の問題について議論して下さい。学生が流動に付いて来ようとすると個人的負担が増えるとか,修士の単位を とるため実質1年くらいは元の大学にいなくてはいけないなどの問題があるようですが。

(5)

上野: 流動元の学生の指導教官になれない。もぐりで学生を連れて来た場合の出費も大変である。授業を分子研で行い分子 研の単位を大学が認めてもらえると良い。単位互換の大学間協定が結ばれていると良い。

木村: 総研大の学生としてなら受け入れられるのでは。

斎藤: 総研大では東大との単位互換協定を検討しているが,東大の教官の中には反対される方もおられるようだ。 伊藤: 流動の教官は総研大の併任となるのは難しい。なれないのではなく,ポストの数に制約があって,流動でない専任教官

でもなれない人がいる状況である。

宇理須: 今後リサーチアシスタントの制度が特別共同研究学生にも適用できるようになれば良いと思う。 宇理須:では次に研究サポート体制について議論して下さい。

川副: 大学でも将来的には助手は無くなると思っている。技術の継承の問題は大学院の学生で何とかやりくりしている。分子研 の場合,技官の数も多く技術レベルが高い。

上野: 流動元大学での研究室の運営と分子研での研究を両立させるためにはそれなりのサポートが必要なのでは。 伊藤: 問題の根は深い。日本の場合,多くの場合研究予算に人件費の枠が無いため,研究費を外部から得てもそれによって人

を採用できないところに問題がある。

宇理須:それでは予定の時間もせまってきましたので,最後に流動で人を出す場合に元大学が減員の概算要求を出さねばなら ないので困るという問題について議論して下さい。

伊藤: 文部省ではすでに流動による減員の要求は他に影響しないといってくれており,大学側が知らないために心配している だけだ。

木村: この制度が知られていないなら,先ほど提案のあったパンフレットに理念も含めて詳しく説明すると良いのではないか。 川副: 公募もやると良い。パンフレットには事例を上げて実績を示せば理解が広まる。

三島: 流動元が遅れをとってはいけないと思うようなキャッチフレーズはないでしょうか。そのようなものをパンフレットに盛り込 んでは。

伊藤: 流動元へのメリットが無ければ流動制度はつぶれてしまう。

川副: 流動で出ていった人の埋め合わせとして非常勤講師のわくをつけるというのは最低必要なことと思うが,メリットなどを求 めるというさもしい根性には賛成できない。

伊藤: 民間から教授になった場合や,任期付の助手には研究費の補助が出るようになった。このように研究者の流動性を高め ることに文部省は努力を払っている。流動になったら同様な補助がでるようにすると良い。文部省は流動制度に注目して いる。

稲永: 流動で人を集めるのが大変である。若い人は来たがるが,事務の段階で制度が理解されていないためにつぶれること がある。

小寺: 私は本日,唯一の私立大学の在籍者だが,私立大学からも流動で来ることができると良いと思っている。 宇理須: 同様に民間の研究所からも流動で来れるようになると非常に良い。

増田: 新技術事業団の制度のようになっていると非常に魅力的だ。このままではあのようなところに人をとられてしまいかねな い。

西尾: 減員の概算要求にたいする事務部門の反対はかなりあった。私の場合,研究分野を広げるのに役だったので流動制度 はぜひ継続して欲しい。

久司: 減員の概算要求に2年後には帰ることを明記できると良いのに現在はそれが出来ない。

宇理須:それでは予定の時間となりましたので,ここで閉会させていただきます。皆様どうも有り難うございました。

(6)

0 2 4 6 8 10 12

1 異なった分野,文化,組織,   制度との交流による新しい   発見,自覚,認識

2 予算的補助の魅力。   豊かな研究環境 3 研究に専念できる

4 分子研の人材,情報の集中・   発信性(人的交流の促進,   集中的研究組織の構築) 5 環境の変化による刺激   活発な研究の雰囲気 6 新知識,新技術の導入

7 研究の幅の拡大,研究分野   の変更

8 講座制に縛られない自由な   雰囲気での研究

9 若手の研究者としての意識   向上

10一流の外国人研究者との交   流

教授 助教授 助手 (4)流動部門制度に関するアンケート

1)これまでの流動制度で良かった点と問題点をそれぞれ 3 点づつ挙げて下さい。

○良かった点

1. 異なった分野,文化,組織,制度との交流による新しい発見, 自覚,認識

異なった分野・組織を味わったこと(細野) 同世代の有機系研究者と交流できたこと(細野) 異文化交流(自分自身)(川副)

新しい人々と知り合いになれる機会が増える(上野) 大学とは異なる研究環境を一時的とはいえ体験でき、視野が拡 がること(野々垣)

再び大学に戻った際、大学の良い点、悪い点が見えることが期 待できること(野々垣)

より広い視野で研究に臨むことができる(松本) 異種分野の情報収集と自分野への反映が容易(吉田) 異分野の研究者と交流が持てたこと(植田)

全国ネットの研究交流が可能となった(豊田)

分子研は共同研究機構なので、様々な研究者の方々と知り合 いになれた事(小寺)

流動本来の目的である教官の流動がなされて来た点はこの制 度の存在意義を明確に示すものであり評価できる(御厨) 分子研であちこちの大学、研究所から赴任されて来た研究者 と交流する機会を持つことができ知り合えたこと(御厨)

分子研で色々な研究室の研究の進め方等を窺い知ることがで きた(御厨)

様々な研究分野の人達と知り合いになれた(武居) 大学とは異なった制度の存在を知ったこと(木村)

慣れ親しんだ環境から、全く異なった環境に入ったこと(木村) 自分の視野を広げる機会であった事(川泉)

違う研究分野との交流 ( 浅尾)

異分野との密接な交流により、新しい研究をスタートさせる転機 となる(三島)

自分と同様の分野の研究者との交流は勿論のこと、他分野の 多くの研究者との交流も持てた。(増田)

他分野の研究者と交流がもてたこと(澤田)

新しい人的・学問的な環境を得られた(特に世界的規模での)

(黒田)

別の組織のシステム等に関する情報を得られた(黒田) 分子研を中心にサイエンティフィックな交流の輪が広がり、関連 分野を概観できたこと(塩谷)

今まで知らなかった人と知り合いになれた(中沢)

教授会などを通して、異なった組織の運営方法、問題点などが 分かった(中沢)

研究者としての視野が広がった(木田)

流動元である研究機関の改善すべき問題点が明らかになった

(稲永)

2. 予算的補助の魅力。豊かな研究環境 研究費がエクストラに確保できたこと(細野)

恵まれた研究環境(研究費・設備・支援体制等)で研究に専念 できたこと(伊吹)

研究費、流動元の研究室との協力研究のための旅費等の面で 優遇された点(西尾)

研究のための豊富な利用設備、図書館の文献や業者の対応 が早い点等、研究環境が整っていた点(西尾)

予算的な補助が大きい(上野) 比較的大きな研究費が得られる(松本) 予算的なメリット(植田)

研究費がかなり自由に使えた(流動元の研究費に比べて)(豊 田)

研究費が多かった(小寺)

研究費が大学よりははるかに豊富で、購入したいと思っていた 装置が購入できたこと(川泉)

研究費が流動元より潤沢(吉川)

高度な測定機器が広汎かつ自由に使用できた(吉川) 大学に比べ比較的多い研究費 ( 浅尾)

分子研にある多くの一流機器のお陰で、いながらにして研究の 遂行が出来た。(増田)

大学に比べ研究費が豊かであったこと(澤田) 研究費が豊富(川本)

(7)

研究費の増加(櫻井)

岡大レベルの大学よりは資金的なメリットがあった(黒田) 分子研の共同利用機器の積極的利用が可(吉田)

研究環境(研究費、装置類等)に恵まれ、研究仲間も増えて研 究に対する視野が広がった(稲永)

市販の器具・試薬を出来るだけ利用するようにしたので、効率 的に研究が進んだ(水田)

装置、設備の利用機会増加(櫻井) 3. 研究に専念できる

流動後のポストを気にせずに研究に専念できる点(林) 研究環境の良い所でじっくりと研究ができた(佐藤) 専属の教職員に色々と配慮いただき研究に専念できた点(西 尾)

助手のポストではデューティーがないため、自由に研究ができ ること(野々垣)

研究に専念できること(吉田) 研究に集中できたこと(植田)

新鮮な雰囲気で研究に専念できた(武居)

比較的自分で実験をする時間が持てて、“ 卒研学生” のような フレッシュな気持ちを持てた(川泉)

大学よりも少ない雑用 (浅尾)

日常的雑務が低減し、研究に時間的ゆとりが生まれる(三島) 事務、学務等の“ 雑用” が非常に少ないこと(澤田)

研究に専念できた(川本) 研究時間の増えたこと(櫻井)

授業、学生実験などがなく一週間をフルに研究に使うことがで きた(水田)

学部講義等のobligationから開放された環境下での研究 (臼 井)

4. 分子研の人材,情報の集中・発信性(人的交流の促進,集中 的研究組織の構築)

共同研究施設の運営を見ることができ、他分野の研究者に多 くの知人を得たこと(松島)

最新の研究情報が取得できたこと(伊吹)

分子研の諸制度、会議の進め方、先生方の考え方等々が直接 学べた事 (新名主)

関連する分野の先生方を中心として、多くの先生方と知り合い になれた事 (新名主)

多くの研究上の人脈がつくれたこと(成田)

多くの研究者の方との共同研究も出来、自分の研究の幅が拡 がった。また、そのお陰で研究内容が充実したものになった。

(増田)

人的交流の促進への寄与(久司)

全国的な視野での人選、重要研 究分野の選択への寄与(久 司)

集中的な研究の組織を構築できることへの寄与(久司) 人事交流(池田)

分子研の宣伝効果(池田)

他部門、分野の人との人間的、研究的交流 (臼井) それまでと異なる環境で、異なる研究者と一緒に研究できる可

能性がある(松本)

国内外の研究者と話し合う機会が多く知人を増すことができた

(木田)

5. 環境の変化による刺激。活発な研究の雰囲気 研究課題の意義の検証(学生)(川副)

研究環境を変えることにより研究に刺激を与えられる点(林) より活発に研究が行える(上野)

多数の同業研究者との共存で、活発な研究雰囲気下で研究で きた(豊田)

教官・学生共にある種の緊張感をもつことができた(吉川) 国内外の研究者と話し合う機会が多く知人を増すことができた

(木田)

研究者としての視野が広がった(木田)

研究環境(研究費、装置類等)に恵まれ、研究仲間も増えて研 究に対する視野が広がった(稲永)

分子研にいるだけでさまざまな面で多くの刺激を受けた(川本) 分子研のアクティブな研究グループに大いに刺激され、士気が 上がったこと。特に親元の大学から来た学生にとっても大変良 い経験だったようです(塩谷)

異なった環境で研究ができ、刺激を受けた(中沢) 6. 新知識,新技術の導入

自分の研究分野に新しい技術(分子研にのみある)を導入でき たこと(松島)

放射光を用いる研究を新しく展開できたこと(松島) 新しい知識が増えた(武居)

新研究スタートのきっかけを作る(池田)

親元の大学では不可能な高度な測定が可能になったこと(塩 谷)

7. 研究の幅の拡大,研究分野の変更

研究分野の変更或いは研究の幅を広くすることができた(佐 藤)

研究活動の進展(川副)

異分野との密接な交流により、新しい研究をスタートさせる転機 となる(三島)

新研究スタートのきっかけを作る(池田) 8. 講座制に縛られない自由な雰囲気での研究

講座制にしばられない自由な雰囲気があるので助手の立場で 研究がしやすい(小寺)

講座を離れて分子研の恵まれた研究環境の中で、独自の研究 テーマで研究できた事 ( 新名主)

講座制度の枠に縛られない自由な研究活動が出来たこと(成 田)

独立した研究ができた(稲永) 9. 若手の研究者としての意識向上

私の研究室の助手、大学院学生の研究者としての意識を高め た(木田)

分子研のアクティブな研究グループに大いに刺激され、士気が 上がったこと。特に親元の大学から来た学生にとっても大変良 い経験だったようです(塩谷)

10. 一流の外国人との交流

(8)

来所する第一線の外国人研究者が多く、居ながら貴重な情報

○問題点

1. 流動元との掛け持ちになり大変。元の研究室の維持が大変 流動元と掛け持ちになり時間的にきつい(細野)

流動元での研究活動との両立(川副)

流動元の大学に残した卒論生、大学院生の指導が疎かになっ た(水田)

流動元大学での実質的な身分あるいは担当任務に戸惑いを 感ずることもあった(川泉)

経済的理由で研究指導している学生全員を分子研に連れて 来れないので、大学と分子研の二重生活になりハードな生活を しいられる (新名主)

流動中に大学 院学生の指導の為に併任が必 要であった。ま た、この期間中に新規の学生の受け入れが困難であった(成 田)

親元の大学の学生の指導が手薄になったこと(塩谷) 誰しも本務校での義務を完全に解放されて来ている者は究め て稀であり、本務校との兼務(講義、教室・講座の運営、残して きた学生の研究指導等)を余儀なくされている。しかし、その旅 費は勿論のこと非常勤手当、研究費は本務校からではない。

(増田)

2 年後には帰る研究室の活動の維持(木村)

大学の仕事と分子研の仕事を並列して行わなければならず、 その配分は助手である私には決められないこと(野々垣) 学生の面倒を十分見ることができなかったこと(植田) 流動元の様子が良く分からなくなったこと(植田) 2 年後には帰る研究室の活動の維持(木村) 2. 学生の費用負担増,宿舎を望む

学生の下宿代(細野)

地方からの特別研究学生に対し、経済的な負担が大きい点(西 尾)

学生の滞在について、寮、宿舎の完備を望みたい(豊田) 流動のための学生用の宿舎がないため院生の経済的負担が 非常に大きい(御厨)

学生の生活面での負担が大きい(吉川)

教官と一緒に分子研に来た学生に対する旅費、引っ越し費用

(木田)

学生の移動に伴う経済的負担が大きい(三島)

移動に関する負担が大きく(特に学生)、公私ともに犠牲になっ た部分が大きかったこと(塩谷)

流動元から学生を移動させるための金銭的補助が全くない(中 沢)

教官・学生共に旅費が不足(吉川)

学生の岡崎滞在をよりやりやすくする方策 - 学生寮か?(福田) 3. 期間が短い

期間が短い(長期と短期があって良い)(松島)

流動する人にとっては流動期間は短く、少なくとも3年を一区切 りとした方が良い(西尾)

が得られた(水田)

0 1 2 3 4 5 6

1 流動元との掛け持ちになり   大変

  元の研究室の維持が大変 2 学生の費用負担増,宿舎を   望む

3 期間が短い

4 予算・実験設備の確保・準   備の面で大変,再立ち上げ   の大変さ

5 流動元にメリットが無い,   負担増,人的援助が無い 6 旅費の不足

7 個人的支出の増大,負担,   子供の教育

8 研究組織として助手,補助   者がいない

  学生も連れて来にくい 9 流動制度に対する周囲の理   解不足

10流動元に送り出す体制が無   い

11書類上と現実に差が生じて   しまう,制度自体が整備さ   れていない

12流動元が減員の概算要求

13義理で参加しているケース   が多く,部門としてのプロ   ジェクトが組めていない 14資金的援助が思ったより少   ない

15流動中に行うことの事前打   ち合わせの不足

16分子研の先生との交流が少   ない

17助手の採用に支障が生じ得   る(3年間しばるので)

教授 助教授 助手

(9)

異動時(最初と最後)にかなり手間がかかる割に期間が短い

(松本)

流動期間が二年間というのはやや中途半端、しかしこれ以上 延ばすのは流動元の都合で無理(木田)

短期間なので単身赴任生活を送らざるを得なくなり、ある意味 では研究に専念する妨げともなっている ( 新名主) 2年間という期間の短さ (浅尾)

本当に充 実した研究をするには、2 年という時間は短すぎる。

(増田)

期間が 2年と短いこと(久司) 期間が短い(川本)

期間が短いので、新しいプロジェクトを始めても期間内に成果 があがりにくい(小寺)

期間の問題。二年間でよいのか?場合によってはもっと長期は どうか?或いは、短期流動ということで、1つのテーマで1年間や るのはどうか?(福田)

4. 予算・実験設備の確保・準備の面で大変,再立ち上げの大 変さ

予算・実験設備の準備・確保の面でかなり大変である(林) 分子研での研究を立ち上げるのに2ヶ月以上かかった(水田) 実験器具、設備品の移動、運搬に関る諸手続き。費用の捻出  ( 臼井)

実験が本格的に始まるまでの時間的損失 (臼井) 流動先ですぐに研究の立ち上げが可能となる研究環境が整っ ていなかったこと(成田)

研究分野にも依るであろうが、実験室整備の経費及び時間的 浪費が無視出来ない(三島)

移動に伴う時間的、経済的ロスもかなりある。(澤田) 研究室の立ち上げ、片付けの負担が大きく、学生も人数が限ら れるので厳しい状況であったこと(塩谷)

研究体制の短・中期的混乱(櫻井)

流動期間中における研究チームの縮小を回復するのに2年以 上を要した(成田)

5. 流動元にメリットが無い,負担増,人的援助が無い 流動元との利害の調整(講義の問題)(稲永) 流動中の支援体制が弱いこと(久司) 元の研究室にかかる負担(川本)

親元の研究機関への人的援助がない(黒田)

流動元が欠員となり、それを補う人的補助が全くない(中沢) 流動元と掛け持ちになり時間的にきつい(細野)

流動の教員が移るため親元の研究機関に大きな負担がかかる

(御厨)

流動元の大学に残した卒論生、大学院生の指導が疎かになっ た(水田)

流動元に対する十分なメリットがない(林) 流動元への援助(福田)

6. 旅費の不足

旅費が足りない(細野)

本籍となる大学との間で公的な交流を行う旅費がない(客員教 官のような旅費をつけるべき)(松島)

0 1 2 3 4 5 6

18分子研でのデューティが無   いため元の大学の仕事をし   てしまう

19流動元の研究活動の中断

20教育システムの充実の必要   (大学院レベル)

21親しい仲間の不足

22制度に対する中央の大学の   協力がない

23汎用測定器が劣っていた

24分子研で行うことがマイナ   スとなる研究が多い

教授 助教授 助手

旅費の持ち出しが多くなりすぎる(上野) 移動に伴う経済的負担(武居)

教官・学生共に旅費が不足(吉川) 流動元との旅費が出ないこと(木田)

誰しも本務校での義務を完全に解放されて来ている者は究め て稀であり、本務校との兼務(講義、教室・講座の運営、残して きた学生の研究指導等)を余儀なくされている。しかし、その旅 費は勿論のこと非常勤手当、研究費は本務校からではない。

(増田)

流動元へ何度かいかなければならないが、そのための予算が ない(中沢)

流動元への出張旅費。わたしは毎週流動元に授業に行ってい たが、その旅費はどこからも出なかった(福田)

7. 個人的支出の増大,負担,子供の教育

個人的な収入の面ではマイナスの方が多い(松本) 家庭(引っ越し、子供の教育就学等)(吉田)

流動のための引っ越し等の移動費用のサポートが不十分(御 厨)

子供の教育(武居)

小生は流動教官となるため、転居の必要ななかったが、これは 大きな問題ではないか(川泉)

個人的な転居に関る準備 ( 臼井)

家庭の事情(子供の教育、転校、編入学等引越に伴う諸費用 等)(稲永)

個人的(および家族)な負担、負荷(櫻井)

移動に関する負担が大きく(特に学生)、公私ともに犠牲になっ た部分が大きかったこと(塩谷)

8. 研究組織として助手,補助者がいない。学生も連れて来にく い

(10)

研究組織としての教授・助手の組合せが出来なかったこと(伊 吹)

教授-助手、助教授-助手セットの流動は現在不可能に近くなっ ている(豊田)

大学から連れてきた少数の学生以外に、マンパワーがなく研究 を進める上で大変困った (新名主)

研究者(学生)確保の困難さ(単位の問題、引越代等生活費補 助の問題)(稲永)

学生が少なかったこと(院生全部は移動できなかった)(澤田) 人手が限られる(川本)

流動中の支援体制が弱いこと(久司)

我々の場合、学生諸氏が流動に参加してくれたが、もし彼等の 参加が得られなければ研究の進展への影響が大。その点をカ バーする人的援助がない(ポスドクなど)(黒田)

9. 流動制度に対する周囲の理解不足

流動制度の分子研内外での理解の不足と変質(川副) 大学側の理解に問題がある(大学の研究室の運営上)(上野) 大学当局において、流動部門制度に関する情報が余りにも欠 如している(吉田)

移動元の大学では大変革期であり、本質的な不利益を蒙る可 能性がある。(澤田)

流動元との利害の調整(講義の問題)(稲永)

流動教授の分子研内における位置づけ。研究面でも、あまりに 分子研内での研究と離れすぎていた(木村)

10. 流動元に送り出す体制が無い

大学の側に送り出す体制(システム)がない(佐藤)

流動元大学での実質的な身分あるいは担当任務に戸惑いを 感ずることもあった(川泉)

流動中に大学 院学生の指導の為に併任が必 要であった。ま た、この期間中に新規の学生の受け入れが困難であった(成 田)

講座制ではないところから、分子研へ移り、その分の校費が完 全にカットされたこと。自分の残った研究室の校費はゼロだっ た。かつ、Overhead分他教室へ借りができた(木村)

書類上と現実とに相違が生じてしまう(常駐でない場合特に)

(松本)

流動元の様子が良く分からなくなったこと(植田)

11. 書類上と現実に差が生じてしまう,制度自体が整備されて いない

書類上と現実とに相違が生じてしまう(常駐でない場合特に)

(松本)

“ 試みとしての制度である”という色彩が濃いこと(久司) 人選が困難である理由により、部門内の構成がバラバラでまと まった研究が出来にくい(池田)

12. 流動元が減員の概算要求

流動のために減員要求など大学に見かけ上不利となる概算要

求をしなければならなかった点(西尾)

講座制ではないところから、分子研へ移り、その分の校費が完 全にカットされたこと。自分の残った研究室の校費はゼロだっ た。かつ、Overhead分他教室へ借りができた(木村)

概算要求事項であることによる個人的な流動性の低下(櫻井) 13. 義理で参加しているケースが多く,部門としてのプロジェク トが組めていない

本来の流動研究の意味での一つの研究プロジェクトに集合す るということができず、寄せ集め的であり、義理で参画している ケースが多い。(増田)

人選が困難である理由により、部門内の構成がバラバラでまと まった研究が出来にくい(池田)

14. 資金的援助が思ったより少ない

研究費が不十分(新しい研究の立ち上げが困難)(池田) 資金的な援助がもっと多いものと期待していた(黒田) 15. 流動中に行うことの事前打ち合わせの不足

流動期間中に何を行うかに関する事前打ち合わせ不足(川副) 16. 分子研の先生との交流が少ない

分子研の先生方と情報交換をする機会が少なかったこと(伊 吹)

17. 助手の採用に支障が生じ得る(3年間しばるので) 助手の採用についてかなり問題がある(合計3年間しばること になる)(上野)

18. 分子研でのデューティが無いため元の大学の仕事をして しまう

デューティーがないため、分子研の仕事もせず、元の大学での 仕事ばかりをすることが可能なこと(自分自身の話)(野々垣) 19. 流動元の研究活動の中断

大学での研究室活動の中断(吉田)

20. 教育システムの充実の必要(大学院レベル)

教育システムの充実 - 講義、図書等(大学院レベルでよいが)

(豊田)

21. 親しい仲間の不足 親しい仲間の不足(武居)

22. 制度に対する中央の大学の協力がない

中央の大学がもう少し協力してくれてもよいように思う(吉川) 23. 汎用測定器が劣っていた

汎 用の測 定機 器 が、大 学 院 重 点 化 が 進んでいる大 学よりも 劣っていた(水田)

24. 分子研で行うことがマイナスとなる研究が多い

分子研で行うことがプラスにならない(むしろマイナスになる) 研究が多い(池田)

講座制ではないところから、分子研へ移り、その分の校費が完 全にカットされたこと。自分の残った研究室の校費はゼロだっ た。かつ、Overhead分他教室へ借りができた(木村)

部門単位でなく、若手のみにかぎる制度があって良い(松島)

(11)

2)流動を経験されたことによってその後の研究活動が進展しましたか。 1. 大いに進展した

大 いに 進 展した、分 布 測 定 → 分 布 測 定に 進 展し 世 界 初の T D S -T OF をつくることができた(松島)

流動によりマシンタイムが大幅増となり、実験データが蓄積でき た点や研究に関する多くの情報が得られた点などはその後の 研究に大いに役立った(西尾)

非常に進展した。また、新しい研究分野に参入できたことも大き な成果である。分子研の共同利用機器を利用する上での(心 理的)障壁がなくなり、積極的利用が可能となったことも大きい

(吉田)

非常に大きく展開できた(臼井)

違う研究分野の人達との交流によって研究に対し違った角度 から考えるようになり、大いに進展した(浅尾)

研究内容に幅が出来、広い視野から自分の研究を見渡すこと が出来るようになり、研究活動は明らかに進展した(増田) 新しい研究テーマをスタートさせることが出来、大いにプラスに なった(川本)

分子研での新たな人との出会いにより、新たな刺激を受けた。 これが、その後の研究活動に大いに役立っている(中沢) 研究活動上大きな刺激を与えることができ、研究に幅、広がりを 与えることができた(林)

進展しました。2年間、研究中心に分子研の雰囲気にふれ、進 んだ機器を活用し、研究の水準は上がりました。特に、他分野の 方との密接な交流が出来たことは、何物にもかえ難い貴重な経 験でした(久司)

分子研で立ち上げた装置により、研究活動は進展した。また、人 的な面でもつながりが出来たことは大変ありがたかった(黒田) 2. 進展した

修了して数カ月なので具体的にはない。しかし、時間が経つに つれて外国留学と同様にプラス面の効果があると思う(細野) 進展した、1)必要な装置を自分達で作ることを経験したこと、及 びそれを用いたデータ収集が可能となったこと。2)異なる科学 文化との交流、特に学生にとって意味が大きい(川副) 研究を発展させる素地はできたと考えている(伊吹) 進展すると考えられる(現在流動中のため、予想を書いた)(上 野)

流動期間中に購入した機器を使うことにより研究が、効率的に 進んだ。さらに、自由に使える時間が増えたことにより、それまで 構想を持っていたテーマを具体化したり、新たな研究分野に目 を向けることが出来た。その結果新しい研究テーマを始める事 が出来た(水田)

新しい観点からの研究がスタート出来た(三島)

私は1年しかいなかったのですが、この1年間主に研究室の立 ち上げに時間を注がれてしまいましたが、この経験はその後の 研究活動に大いに役立ちました(御厨)

研究上の視野が拡がった(武居)

0 1 2 3 4 5 6

1 大いに進展した

2 進展した

3 やや進展した

4 不明(流動中の人が多い)

教授 助教授 助手

7

いろいろな学問分野の考え方が理解できるようになった(武居) 他部門の研究者との共同研究により、これまで不得意であった 分野に道が開けた(澤田)

進展あり。この間に新分野の研究がスタートしました(池田) 研究のレベルが変わったかどうか(向上したかどうか)について は、自分で判断するのは難しいが、少なくとも流動期間中に視 野が広がり、研究分野の幅が広がったと思う。また、以前より研 究者との交流の輪が広がったので、それにより刺激を受けたり、 情報を得たりしたことが、研究活動を進展させた要因になった

(塩谷)

一時的には停滞したが、新しい研究分野を切り拓く大きなきっ かけになった(稲永)

3. やや進展した

“ 進展した”といいたいが、“ それなりに進展した”というところ か?しかし、これは流動制度より、私自身の能力のため。但し、共 同研究を行った外国人研究者のhome countryを招待により訪 ねることができた(川泉)

進展した部分もあるが、切り捨てなければならなかった部分もあ る(佐藤)

化学のより広い分野が理解できる様になったとは思いますが、 分子研での経験がその後の研究活動に大きく役立ったとは思 いません。分子研の先生方と共同研究が出来ればよかったの でしょうか。そういう余裕が持てませんでした。むしろ外に出て から共同研究がやりやすくなった気がします(新名主) 4. 不明(流動中の人が多い)

現在流動部門に所属しているため解答不能(野々垣) 流動期間終了後 5ヶ月ということで、まだ実感できない(植田) 一応の成果はあったと思います。しかしマイナスの面もあって、 よくわかりません(木田)

教授にくっついて行った、助手の立場だったせいもありよくわか らなかった(川本)

(12)

0 1 2 3 4 5 6

1 非常に困難であった

2 困難であった

3 まあまあ

4 得られやすかった

教授 助教授 助手

7

5 良くわからない 3)流動教官になるにあたって、周囲の理解が得られ易かったですか。

1. 非常に困難であった

かなり困難であった、1)感情的な反発(本務を放り出してサバ チカルに行くとは何事か)、2)大学の概算要求を提出する際の 定員充足との関係、3)流動が1位(or特)で概算要求に出てくる ことの他の要求事項への影響(ともに誤解に基づく)(川副)

大変厳しい状況であった(林) 極めて困難である(上野)

ポストの移動が必要なためかなり困難(松本)

なかなか難しい状況であった。少人数のスタッフで一人の教授 が抜ける事は、他の教官への負担が大きくなり、口には出しては 云わないが「迷惑な事をしてくれた」という感じがあった(福田) 全然だめ。白い目でみられた。分子研に行ってもあまり相手にさ れなかったようだ(木村)

私の場合、併任でなく転任であったので、流動の2年間、そのポ ジションをどう保持するかで事務との間で問題になった。結局、 2年間のみという紳士協定(誓約書を交わしたと聞いている)で 教務職員を採用してポジションを埋め、私が帰ったときにその 方に移っていただいた。(その時の就職探しは相当大変だった ようです)周囲の教官の反対もかなりあった(塩谷)

2. 困難であった

正直に言いますと、理解を得るのに多少の努力が必要でした。 理由は流動制度が知られていない、定着していないことに起因 しています(細野)

容易ではなかったが、最終 的には 関係者 全員の了解を得た

(伊吹)

得られにくい。理由としては、(1)流動制度が大学では良く知ら れていないこと、(2)助手は併任でないため、大学の定員が減 ることになる事など(植田)

公私共に容易ではなかった。しかし、最終的には所長の決断が 大きかった(武居)

私は当 時 助手 でしたので 詳 細は 知りません が 理 解は 得にく かったと聞いております(臼井)

私自身には分子研で研究できる大きなメリットがありますが、所 属講座の先生方には、むしろマイナスに働きますので理解が得 られにくかったと思います。研究指導をしていた学生の中で積 極的に分子研に行きたい人は少数で無理にお願いして分子研 に行ってもらいました。また、子供が中・高校生であると家族一 緒に移るのは困難だと思います(新名主)

学生実験などの負担が他の研究室の先生に余計にかかるなど の点であまり好意的ではなかったようだ。(浅尾)

流動教官となることについて教室内の十分な理解を得る努力 がなされずに進められたため、多くの問題を残した。また、十分 な理解が得られたとは思えない(成田)

簡単ではなかったと思います。最初から併任という条件付きで 併任を断れば認められなかったと思います(池田)

我々の場合には特別な事情(改組)があったので問題はなかっ たが、一般的には理解が得にくいと思う(佐藤)

3. まあまあ

我々の場合は特殊事情があったので、比較的問題はなかった。

また、教室のサイズが十分大きかったので、他の講座の負担増 は比較的少なくてすんだ(三島)

小規模な大学であるため、講義や各種委員会の委員などに関 して他の教官が負担増となる点で問題を残したが、研究の活

性化の点で教室から理解が得られた(西尾)

教官サイドへの説明およびその後の処置に対し、理解を得るの はそれ程困難ではなかった(流動期間中の研究室数の確保、 配属学生への処置、研究指導、講義など)。しかし、事務サイド では、概算要求への悪影響の可能性を考えてか、理解は難し かった(吉田)

教授が基本的に流動に賛成していたことと、偶然にも流動の開 始時と研究室に助手のポストが回ってきたので、流動元の研究 室内で理解は容易に得られた。一方、学科内では、学生実験を 担当できる助手が減るので他の教官の負担が大きく増えた。こ のことに関して多くの批判的意見を耳にした(水田) 私の場合は、直接分子研採用で来たため、全く問題はなかっ た。しかし、採用されるべき名大理の方には迷惑がかかったか もしれない。最近の傾向を見ていると、研究が出来るということ 以外に、良い意味での箔がつくとの見解から、本人は行きたい が、周りがいろいろな意味で足を引っぱるケースが多いようで ある。両者に何らかのメリットがあるように考えていただけるとあ りがたいです(増田)

4. 得られやすかった

研究所の廃 に、新組織をつくるための再教育の意義が大き かったので理解は周囲から生じた。小生は分子研がどこにある か当時知らなかった(松島)

教授からの推薦であったため障害なし(野々垣) 助手の身分だったので、得られ易かったのだろう(御厨) 比較的容易であった(川泉)

学部長はじめ大いに理解してくれた(吉川) 割合良く理解して頂けた(木田)

得られ易かったと思う(稲永)

周囲のご理解と暖かい支援が、私の何よりの励ましとなりまし

(13)

た。私の方からも、流動教官としての実情を出来るだけ周囲の 方々に伝え、その理解を頂くよう努力をはらいました(久司) 私の場合、ほとんどきれつなくスムーズに流動が認められた(澤 田)

流動ポジション自体が理解されていないこと、共同研究者がい ないこと、などにより比較的障害は低かった(櫻井)

皆様に協力していただき問題はなかったと思う(黒田)

施設長が出向かれて直接説明していただいたお陰もあり、講 座、学科、学部、事務の各々のレベルにおいて、流動に対する 理解 が得られ、比 較的好意 的に処理していただくことができ た。従って、事務処理上のトラブルはほとんどなかった(中沢) 5. 良くわからない

教授にくっついて行った、助手の立場だったせいもありよくわか らなかった(川本)

4)流動期間中、流動元の講座(研究室)運営には大きな問題が生じませんでしたか。 1. 大きな問題が生じた

極めて大きな問題がありました。現在の体制(1-1-1)で1-0-1 or 0- 1- 1 で完全に流動したら流動元の活動は停止してしまいま す。よって、両方を往復せざるを得なくなり、助手なしで流動元を 支えなくてはなりません(細野)

学科人事予算面で、一切シャットアウトされ、大きな問題であっ た。後遺症の回復に、がむしゃらに努力し、5 年位かかった(木 村)

流動元講座への人的補助が行われなかったので、残った教官 への負担がかなり大きくなり、おそらくその為と思われるが、体調 をこわし入院した教官が出た。幸い大事には至らなかったが、 かなり責任を感じた。流動で移動する教官も大変であるが、流 動元に残った教官の負担も相当であり、流動問題を考える際、 無視できない問題である(中沢)

講座制を採用しており講義、実験器具等で上司に大きな負担 をかけた(西尾)

教授 1、助 手 1 の体 制で 研究室運 営を行っていたため、研究 テーマの性格上残留学生がいたが、研究指導、研究予算など において、残留学生が不利な状況になった(吉田)

留守を守ってくれた教官に講義の代行などで大きな負担をか けた(吉川)

流動元の運営には、教授と助手が当たった。流動した教官が研 究指導をしていた学生の大半は、流動元に残したので、流動元 の教官の負担は倍加した。流動元の教官が体調を崩したこと もあり、流動元の研究室の運営が一時危機的な状態になった

(水田)

流動元講座には流動を支援する体制がなく、完全に機能停止 に陥った。流動教官を派遣する流動元において十分な支援体 制のあるところから流動教官を派遣すべきであろう(成田) 2. 問題が生じた

実 際には私は動かなかったので、その点では 問 題は 生じな かった。研究室の助手が欠けていることが最大の問題であっ た。(対学生の研究指導、実験技術の伝承、研究費申請)(川 副)

流動元の研究室は結局のところ、遠隔操作、指導をすることに なり細部にわたる指導ができなくなった(林)

問題が生じている(上野)

大学の助手という立場は、装置のメンテから始まり、学生たちと 実際に実 験を行い研 究を進める実 働的な性質を持っていま す。大きな問題とは言えないかも知れませんが、トラブルが発生 した時などは、私がいなければ復旧にかなり時間がかかります

0 1 2 3 4 5 6

1 大きな問題が生じた

2 問題が生じた

3 まあまあ

4 全く問題なし

教授 助教授 助手

7 8

(野々垣)

助手がいないということで、学 生の指導等には問 題があった

(植田)

非常に大きいとは言えないが大学院生の指導が不十分になり、 学生は不満を持っていたようです(池田)

関連する分野の教官に講 義や委員会など負担を強いた(櫻 井)

流動元に大きな問題が生じるので、その解決のために、約 1ヶ 月位(/年)流動元にかえって学生指導等にあたった(黒田) 学生の移動は負担が大きかったり、単位取得の関係で、ごく少 人数しか流動出来ないので、殆どの学生を流動元に残さざる をえなかった。そのため、学生の指導がかなり手薄になり、流動 元の教官の負担がかなり増えた。移動できた学生は D rコース のみだったので、残された学生は悲惨であった。(特に私の場 合、同研究室の教授と一緒に移動したので、残された人達はい ろいろな面で苦労したと思われる)(塩谷)

一部の助手、院生は被害を受けたと思っていた。しかし、運営 に決定的な問題を与えたとは思わない(武居)

助教授(講師)を中心に、教務関係には対応して頂き、研究面は 大学院生も分子研に来ましたので、分子研の方が主となって運 営しました。しかし、” 全体の運営” には大きな迷惑をかけてしま います。例えば、“ 入試問題の作成” etcに参加できぬこと… など

(久司)

残してきた学生の研究指導には、少なからず問題はあったが、 重大な問題は生じなかった(澤田)

当時、学生がほとんどいない教養部だったせいもあり、研究室 の運営には大きな問題はなかったと思う。ただ、授業(学 生実 験)の面で、他研究室の教官に負担をかけた(川本)

(14)

0 1 2 3 4 5

1 弊害なし 2 弊害があった

 1 予算面のギャップ,環境の    ギャップ

 2 留守中の改組など

 3 まわりに「かり」を作る

教授 助教授 助手  4 帰ると新規立ち上げのように

   なる

 5 大学院担当などの役割を失う    ことになる,給料の減額

 6 雑務の集中,借りの返し

 7 周囲の理解不足(諸々のマイ    ナス)

3 わからない 上記同様の理由で、私の場合は問題はなかったと思われるが、

実際、スタッフが一人いなくなるわけだから多かれ少なかれ問 題が生じるのは当たり前である。来年、当研究室(名工大)から 助 手が 流動で移 動することがきまっているが、これまで 彼が やってきたことが他の者では勤まらないことから、兼務(表向き はできないので、彼の仕事量は増加するのみ)を余儀なくさせ ることになりそうである(増田)

3. まあまあ

教育への関与が少なかったので問題は少なかったが、一般に はいろいろな問題が生じると思う(佐藤)

有能な共 同研 究者のおかげで、それ 程問 題は生じなかった

(川泉)

それ程大きな問題はなかった(御厨)

助教授が有能だったので大きな問題は生じなかった(木田) 当時流動元の講座は助手のポストは他講座より多かった関係 もありまして大きな問題にはならなかったようです(臼井)

講義、学生実験、学生の研究指導等、所属講座の先生方は大 変だったと思います。しかし、特に「大きな問題」はなかったと思 います(新名主)

スタッフが一人抜けるので当然学生の指導などで負担をかけ てしまったと思われるが、特に大きな問題にはならなかったよう だ(浅尾)

さほど問題とならなかった(三島) 4. 全く問題なし

我々の部門は分子研で立ちあげられたのです(松島) 特になし(伊吹)

現在のところ、流動元において研究を続けているため特に生じ てない(松本)

研究室的には何も問題はなかった(福田)

助教授の先生がしっかりされていたので、そのようなことはな かった(小寺)

大きな問題は生じず、かえってうまくいったようである(稲永)

5)流動元に帰られた後に、流動による弊害が現れて来ましたか。また、それはどの様な弊害ですか。 1. 弊害なし

大きな弊害はありません(細野)

流動の途中で他所に移ったので何とも言えないが、流動によっ て結果的には良い影響をもたらしたと判断する(御厨) 流動期間終了後は、所属講座を離れる事になっておりましたの で特に感じませんでした。一般論として、2年間留守すると、所 属講座の先生方と以前の関係に戻るまで、長時間必要だと思 います。(新名主)

特になし(浅尾)

大きな問題はありませんでした。私が学内で出した要求に対し て、先方は“ これまでに学科・学部にいろいろ迷惑を掛けたか ら”という理由で反対や拒否されたことはありました(池田)

2-1. 予算面のギャップ,環境のギャップ

予算面では大きな開きがあるため、研究を継続、発展させるこ とが困難であった点、大学では改組などの大きな変化が流動

期間中にあり、復帰後、情報不足のために対応することが難し かった点(西尾)

分子研の大型機器が思うように使えなくなったこと。それ以外に は弊害はなかった(塩谷)

特にあるとは思えないが、いろんな諸手当・書類上のこと等の 手続きが遅れる(増田)

2-2. 留守中の改組など

流動期間中に流動元の方の組織などすっかり変わってしまっ たので、慣れるのに苦労している(植田)

流動不在中に他の研究分野の人事が進み、一応話は伝えられ てはいたが、一瞬浦島太郎的状況があった(福田) 流動元が変化したことに疎くなっていた(川泉)

流動の間に少数ではあるが制度で元に戻ってしまったことが あった(吉川)

2-3. まわりに「かり」を作る

問題が生じる予定である。流動で流出中に大学院の改組があ るため、大学のポストをさらに借用し併任する必要がある。この

結果、流動終了後、しばらく助手のポストがつかない事になって しまっている。又、一部非常勤予算を使用して講義を行うため、 まわりに「かり」をつくったことになってしまっている(上野) 2-4. 帰ると新規立ち上げのようになる

全く新しい研究室の立ち上げでした(松島)

特にないが、強いて云えば研究室に配属学生がいなくなったた

(15)

め、新規に研究室を立ち上げていく必要があった。ただし、研究 室の面積、研究機器などはそのままにしておいてもらったので、 非常に助かった(吉田)

指導学生が途絶え、新規にグループを形成するのに時間を要 した(三島)

“ 場所をかわる”ということは” 流れを一度止めて”ということにな ります。教 授は、表にはあらわ れぬ 用 事 が 沢 山あり、それも” ST OP”となります。それを再び立ち上げて流れにのせる迄が一 番大変でした(久司)

2-5 大学院担当などの役割を失うことになる,給料の減額 流動前に大学院博士課程担当教官であったが、流動から戻る と担当教官枠は他の教官で占められており、大学院非担当教

官となってしまった(給料は大幅に減額)(福田) 2-6. 雑務の集中,借りの返し

授業、大学の雑務の負換に若干しわ寄せが来た(木田) 流動元の学科内での係りの分担が、2年間の流動期間中スキッ プされていたので、復帰後にそれが集中し研究活動に支障と なった。海外留学の機会をしばらくの間、見送らざるを得なくなっ

た(水田)

流動期間中は学科や講座から選出される各種委員が必然的 に免除される。しかし、その反動で、帰ってからは一度期に種々 の委員をやらされた。断るわけにもいかず、大変忙しい思いを した(中沢)

2-7. 周囲の理解不足(諸々のマイナス)

定員削減との絡みで 流動元へ帰る事への風当たりが強かっ た。流動元へ帰った後に「流動部門への転出は外国留学と同 等とみなす」と言われた(臼井)

流動中の学部改革において、不在中発言権がなかったため、 幾分研究条件(部屋面積等)が悪くなっていた(澤田) 各種申請等、順番待ちであったものの中で、履歴がクリアーさ れたものもある(澤田)

3. わからない

現在、流動部門に所属しているため解答不能(野々垣) 他大学に転出したために不明(成田)

流動元に帰ると同時に、他に転出したため弊害の有無はわか らない(稲永)

6)流動制度の最も深刻な問題点をもたらす原因は何であるとお考えですか。 1. 流動した人の雑務を誰がカバーするか,ここに援助が無い

流動でぬけた研究者が流動元でかかえていた仕事(講義、ゼ ミ等)を誰がカバーするかという点(林)

流動元の教官に負担が増えることは必ず流動教官に何らかの はねかえりがある。これは当然のことで、これを避けるためには 人的あるいは経済的に流動元の大学、学部、学科へ援助が必 要となろう(福田)

流動元の研究室、学科が人手不足となる(川泉) S T A F F 級の不足、教官の雑用が多すぎる(池田)

流動元への人的補助が全くないこと(流動で出た教官の負担 を、講座に残った教官が補わなければならないのでその負担 は倍増する)(中沢)

特に小さな大学では、定員減は大きな問題であると考えられる。

(授業、雑務等が他の教員の負担に)(澤田)

流動される先生の欠けた穴を、残りの先生方で埋めなければな らない点が一番大きいと思います。助手やsupporting staffが増 えない現状で、ただでさえ多忙な先生方にさらに労働強化をし いる事になります。特に所帯の小さな学科では深刻だと思いま す(新名主)

流動元に残した卒論生・大学院生の指導が困難になったこと が、挙げられる。流動してポストは移っているとはいえ、流動元 ではやはり研究室のスタッフの一人として認識されているので、 卒論生・大学院生の研究指導の責任がある。このため、出来る だけ多くの学生と共に流動したかったが、授業単位の振り替え が一部しか認められなかったこと、学生寮に相当するものがな いので、転居や長期滞在の際に学生たちに大きな経済的負担 を強いること、の2点のために僅かな数の学生しか分子研に来 ることが出来なかった。結果的に、流動した教官、流動元の教 官、ともに様々な点で大きな負担となった(水田)

流動したあとの” すき間” を埋めるシステムがないということ。や

0 1 2 3 4 5

1 流動した人の雑務を誰がカバー   するか,ここに援助が無い

2 教員の多い大学でないと流動に   でられない。大学間の格差があ   る

3 減員の概算要求

4 流動元の仕事をゼロにできない・   常駐が難しいこと

5 大学の運営システムと流動制度   が相容れない

6 学生の負担増,旅費・滞在費

7 人的援助が少ない

8 流動中,学生をとれないこと

9 周囲の人が制度を知らない

10動かない方が得という日本の社   会システム

教授 助教授 助手

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ハンブルク大学の Harunaga Isaacson 教授も,ポスドク研究員としてオックスフォード

海洋技術環境学専攻 教 授 委 員 林  昌奎 生産技術研究所 機械・生体系部門 教 授 委 員 歌田 久司 地震研究所 海半球観測研究センター

関谷 直也 東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター准教授 小宮山 庄一 危機管理室⻑. 岩田 直子

【対応者】 :David M Ingram 教授(エディンバラ大学工学部 エネルギーシステム研究所). Alistair G。L。 Borthwick

東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 教授 赤司泰義 委員 早稲田大学 政治経済学術院 教授 有村俊秀 委員.. 公益財団法人

【 大学共 同研究 】 【個人特 別研究 】 【受託 研究】 【学 外共同 研究】 【寄 付研究 】.

話題提供者: 河﨑佳子 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科 話題提供者: 酒井邦嘉# 東京大学大学院 総合文化研究科 話題提供者: 武居渡 金沢大学